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  ノーベル文学賞 00000070 2016年10月21日 北村拓郎

 今年のノーベル文学賞は、歌手のボブ・ディランに与えられた。従来の文学賞とかなり趣が異なっており、多くの人が予測できなかった。
 ノーベル賞は、部門が決まっており、財源が決まっているであろうから、部門と受賞者の数は、増やせない。一方、時代とともに、その対象と意義と内容が変化する。
 このたびのボブ・ディランの受賞は、時代とともに変化するノーベル賞という意味で時宜にかなっている。

 現状では、数学がノーベル賞の対象となっていないが、数学を対象に含めるとすれば、どの部門であろうか?筆者は、文学賞に含めるのが、妥当ではないかと思う。数学の世界では、4年に1回のフィールズ賞が、数学界のノーベル賞といわれているが、文学賞に、
数学も対象とすることにより、ノーベル賞と世界の文化への貢献の表彰に、違った角度からの選考をして、バランスと厚みを増すと思われる(たとえば、フィールズ賞では、40歳以下の現役数学者、ノーベル賞では、年齢制限のない過去の貢献が主など)。すなわち、フィールズ賞と並ぶ権威と賞賛が数学者に与えられる(丁度、サッカーの世界で、ワールドカップと、オリンピックがあるように)。
 文学賞の対象をより広い人類文化への貢献に広げるために、文学賞の名称を変更することも考えれるが、名称を変えないで文学賞の対象に含めてもよいと思う。理由は次のとおりである。

 ・数学の研究対象が自然か人文(非自然)かでは、人文(人間が作る世界)である。
 ・もともとの数学の対象の数も言葉の一種であり、文学(人間の言葉による自由な発
  想)と軌をいつにする。
 ・数学も含む拡大された文学の世界は、人間の脳活動に接近するITの対象である。

 平成28年10月

    北村 拓郎




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