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  チンパンジーの赤ちゃん 00000049 2015年05月05日 北村拓郎

 チンパンジーの寿命は約50年で、人間の約3分の2です。チンパンジーの赤ちゃんは、24時間おかあさんにしがみついています。

 一方、人間の赤ちゃんは、生まれるとすぐに、ベッドなどに移され、お母さんから、引き離されます。人間の赤ちゃんは、絶えず、不安にさいなまれます。夜泣きはその表れです。チンパンジーは、そのような不安がないので、夜泣きをしません。

 チンパンジーは、目の前にあるもの以外のものや状況を想像することは、難しいようです。あすはどうなるか、他人には、どうみえるのかなどです。

 このことは、赤ちゃんのときの、不安感が、大いに関係しているようです。

 以上は、深夜のラジオ放送で、ある人類学者から聞いた興味深い話です。

 人間を人間らしくしているのは、赤ちゃんのときの適度な不安だったようです。お母さんの微笑みのない極端な不安は、発育障害になるのでしょうが、ベッドの上では、絶えず不安に悩まされ、いろいろな心配と想像で、発育していくと思われます。

 生まれたときには、脳の状態は、真っ白ですが、幼児体験が、その後の人格(猿格)を作っていくでしょう。

 将来の進歩した学習機能を持つ、コンピュータの幼児体験が、どう設定されるのか興味のあるところです。

 平成27年5月

   北村 拓郎



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