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  情報の過去・現在・未来(追記18) 00000045 2014年06月30日 北村拓郎

 筆者は、情報技術に関連した職業に長く従事しているが、そもそも情報とは、何であるかについて、根本に戻って、いろいろな角度から、考えてみた。

 平成26年6月

 北村 拓郎


  モノと情報 00000045 2014年07月02日 北村拓郎

 まず、モノと情報について、考えてみよう。モノは、物理的な実体であるが、情報はそうではない。情報は、実体の状態を表している。いかし、同じモノでも、表われ方は、いろいろである。観測者が情報を観測し、情報の意味を読み取る。ここでいう観測者は、無生物ではなく、生物である。物理法則にしたがって、物事は、流転しているであろうが、すべて物理的な実体としてのモノの世界であり、情報は、観測者あっての情報であり、受け取り者のいない情報は、あってなきがごとし、情報は、生じないといえる。

 平成26年7月
 北村 拓郎


  情報の起源 00000045 2014年07月02日 北村拓郎

 植物が太陽の光に恵まれて成長し、遺伝子情報を種に伝えて、次世代の成長が始まる。 動物が、餌を求めて、動き回り、子供を育てて、種の継続がはかられる。 
 これらの動物と植物の違いは、なにであろうか?このときの情報の意味は、どう違うのか?

 植物の場合、脳神経系統がないから、情報の観測や認識ということはない。遺伝子情報は、植物が、観測し、認識し、意味を解釈し、意識的に、行動に使用した、というわけではなく、人間が、現象を観測し、意味を汲み取ったということであり、植物は、環境に反応しているにすぎない。この点において、反応は複雑であろうが、モノだけの世界の場合と、事情は変わらない。

 動物の場合、動物は、餌を求めるために、動き回り、餌を捕獲しなければならない。このためには、運動し、認識し、判断するために、進化の過程で、神経系統と神経の中枢すなわち、脳(特に脊椎動物の脳神経系統)が発達した。動物は、環境の情報を観測し、認識し、判断し、意識的に、情報を利用している。動物としての人間は、脳を極度に発達させて、技術や社会を発展させて、今日にいたっている。情報は、感覚器官と脳の発達と関連して意味が生じてくる。

 コンピュータの場合は、人間の脳神経系統と似たような、観測と認識の機能を限定した形で、果たすことができる。しかし、操作してるのは、人間であり、コンピュータは人間の代行をしているにすぎない。最終的に、情報を、観測し、認識しているのは、人間である。

 植物と動物の進化上での分かれ道と違いについて、触れておこう。すべての動植物は、生きていくために、20種類のアミノ酸が、必要である。

 動物は、植物から進化した。一部の植物が、他の植物に寄生して、食物を摂取することを覚えた。これが動物の祖先の始まりである。植物はすべてのアミノ酸を、太陽光と水と空気から、自製することができる。寄生した動物の祖先は、寄生とともに、一部のアミノ酸を他の植物から、採って、自分では、自製できなくなった。そのうちに、動物の祖先はより、効率的な寄生を求めて、動き回って、餌を取ることを覚え、光合成機能も失い、脳神経系統が発達した。さらには、植物ばかりでなく、他の動物も互いに、餌の対象とするようになり、現状の食物連鎖を形成した。因みに、自製できないアミノ酸の種類は、動物の種によって、異なり、人類は、9種類である。自製できないアミノ酸を必須アミノ酸という(食物から、とる必要があるという意味)。

 以上が進化論が教える動物の由来であるが、我々が、食事をするとき、頂きますというのは、一説では、他の生物の命を頂きますということで、感謝と自戒をこめたことばであるという。

 すべての動物は、他の生物の命を犠牲にしないと生きていけない(人類は、他の人の命を絶つことはかろうじて抑制しているが、多くの他の動物の命を絶っている)。動物は、人間も含めて植物に道徳的に劣る、他の生物の寄生虫的存在であるといえる。脳神経系統の発達は、このように、原罪を背負っている。


 
平成26年7月
 北村 拓郎


  脳神経系統と情報 00000045 2014年07月03日 北村拓郎

 情報は、動物の感覚器官で、認知され脳神経系統で、処理される。情報は、このような認知と処理があっての情報であり、単なるモノの状態は、情報とはいえない。
 動物(特に脊椎動物)は、脳神経系統あっての動物で、意識的にあるいは無意識的に、脳神経系統を46時中働かせて生きている。脳神経系統の役割は、情報の伝達と情報の処理であり、個体としての統制統合(意思・指令・反省・記憶・学習など)である。
 すべての生物は、進化の過程で、環境に適合して、発達してきたのであり、動物は、自然の摂理に従って、必要に応じて、運動機能と情報の伝達と記憶と処理の器官である脳神経を発達させた。さらに、人間は、道具や機械を使って、適合範囲を拡大した(自然の摂理を逸脱して、必要以上かもしれない)。

 平成26年7月
 北村 拓郎
 


  知識と情報 00000045 2014年07月21日 北村拓郎

 脳神経系統の働きを高度に発展させたのが、人間である。他の霊長類には、みられない、いくつかの画期的な事柄を振り返ってみよう。まず、火の使用、があげられる。偶然なのか、理由がわからないが人類だけが火を使用する。さらなる顕著な発達は、「ことば」の使用である。他の動物も「ことば」らしきものを使用しているが、人間は、音声あるいは、文字での、「ことば」の使用を高度に発達させた。いったん、火の使用と、「ことば」の使用を覚えると、世代を超えて、伝えられ、文化として、伝承され、発展した。
 動物としては、人間は、他の霊長類と脳神経系統も含めて、それほどの、違いがみられないが、文化的な伝承(情報の伝承)が、大きな違いとなっていると思われる。
 火の使用は、暖房、調理、動力につながり、人類の生存環境を整え、「ことば」の使用は、知識(集団的な)と道具の発達(コンピュータも道具の一種)を促し、現代社会にいたっている(家族、氏族、社会の発達)。

 人類が、他の霊長類とは異なる霊長類として、発達したのは、遠い昔のどこかで、火の使用とコトバの使用を覚え、情報として、人類文化として、伝承された結果である(遺伝子による伝承ではなく、教育などの文化的伝承による)。

 知識と道具の発達(科学、技術、学問の発達)は、本来の生物的な、感覚器官、運動器官の限界を超えて、観測、行動の範囲を拡大した。これは、脳神経系統の働きによる、情報の伝達と処理が、個人の能力を超えて、社会的に拡大した結果である。

平成26年7月
 北村 拓郎

 


  情報理論 00000045 2014年07月29日 北村拓郎

 1948年に、シャノンの「情報理論」の論文が発表された。この論文によって、情報の単位が、ビットとして、定義され、情報が定量的に扱われ、数学的に、理論的に扱われるようになった。
 現代の通信とコンピュータが、情報という観点から、理論的に実用的に、統一的に、論じることができるのも、シャノンによる、情報論によるところが大きい。

 「ことば」や、文章、暗号文、遺伝子情報などの情報量が、定量的に定義され、観察される。しかし、意味や、情報の重みなどは、そのままでは、扱えない。
 物理的には、わずか1ページの情報であっても、情報の価値は、値千金ということもある。一方膨大な、報告書の情報の価値は、さほどでないこともある。

 また、情報の実体を観察し、物理的、工学的に、扱うことは、別の大きな問題である。情報には、必ず媒体が伴う(音声や、印刷媒体、記録媒体など)。情報通信の速度を上げ、情報の記録密度を上げるのは、重要な工学的課題である。

平成26年7月
 北村 拓郎


  科学・技術の発達と情報 00000045 2014年08月07日 北村拓郎

 科学・技術の成果は、文字や、画像その他の情報として記録され、伝えられる。科学・技術の活動は、思考をはじめ、脳神経系統の活動の成果ともいえるから、脳神経系統の情報処理の成果ともいえる。
 科学・技術は、人間の運動器官、感覚器官の制約を大きく取り除き、極微や、極大の世界の観測や、遠くの空間への迅速な移動を可能にした。

 これに伴って、人間の認識や、活動の範囲を大幅に広げたが、モノと情報の関係は、不変である。すなわち、情報は、動物(人間)に観察され、認識されて、意味が生じ、情報としての意義がある。130億年前の宇宙創成の残渣としての輻射が、観測されるということも、人間の思考(脳神経系統の活動)の結果であり、モノだけの世界では、意味が生じない。一方、人間の存在や、意識とは、離れた、モノだけの世界が、存在するであろうが、そこでは、情報というモノは、存在しない。
 科学・技術の発達は、さまざまな道具の発達をもたらし、ついには、コンピュータの発達をもたらし、コンピュータは、通信技術とともに、脳神経系統の情報の処理と伝達の機能にかかわる領域の道具である。

 脳神経系統の働きについては、まだよくわからないことが多いが、情報の伝達と処理の一部の機能は、コンピュータと通信(IT)技術で代替される。さらに、速度と記憶容量の増大は、いろいろな、可能性を現実のものとしていく。多くの機械が自動化され、ロボットが、活躍するのも、IT技術の発達の成果である。

 なお、我々が、何かについて、知るということは、感覚器官と脳神経系統の情報処理を通じて、知るということであり、モノ自体やコト自体について、直接知ることではないので、限界があり、科学知識や、学問は、この限界を究めようようとするが、人類の存続期間のうちに、すべてを究めることはないであろう。

平成26年8月

 北村 拓郎

 

 


  社会的情報 00000045 2014年08月07日 北村拓郎

人間は、生まれたときから、非力であり、一人では、生きていけない。2人以上の人間の場、関係を人間社会というならば、そこでは、いろいろな社会情報が生じる。ことば、は、情報であり、会話や、文書は、ことばを通じて行われる。貨幣は、数値情報であるが、経済活動は(職業活動)、貨幣を使って、円滑に行われる。
 文学作品や、芸術活動も、表現活動の一種であり、情報の表現である。

 科学者や学者をはじめ、さまざまな知的な専門職の活動が、職業として、社会的な分業として、知的な情報処理に携わっているといえる。

 政治活動、一般に人間の協力は、話し合いや、同意、強要が伴うが、公式(法律など)、非公式(道徳など)の情報によって、進められる。

 これらに伴う、現代社会の複雑で、膨大な情報は、コンピュータシステムによって、処理されており、今後の社会のありかたに、IT技術の開発と運用が、大きく影響する。

 平成26年8月

 北村 拓郎


  人格と世界観 00000045 2014年08月17日 北村拓郎

 すべての人間には個性があり、脳神経系統の働きにより、人格として統制・統合されている。また、意識するか、しないかは、別として、すべての人間は、それぞれの世界観を持っている。世界観は、各人のまわりのものごとに対する見方や考え方で、たんに生物的な特性にとどまらず社会的な情報に支配されることが多い(教育、知識、交友など)。

 人格を特徴付けているのは、社会的情報に呼応する各人の脳に蓄積された記憶情報と、情報構造である。
 なお、「一寸の虫にも五分の魂」の格言は、すべての個人には、かけがえのない人格と威厳を持っていることを強調するたとえであるが、格言の文字通り、脳神経系統を有する個体には、脳神経系統で、統制された個格が存在する。

平成26年8月
北村 拓郎


  対立と協調 00000045 2014年08月17日 北村拓郎

 人間あるいは、人間集団が、個性と、人格をもっていると、つねに対立と協調のはざまに、おかれる。対立の解消は話し合いか、ものわかれか、対立が高じた暴力(強制)となる。このために、情報体系である慣習、道徳、法律、その他が、整備されてきたが、たとえば、国家間の対立の高じた戦争を未然に防ぐことは、道半ばである。

平成26年8月
北村 拓郎



  あの世と情報 00000045 2014年08月17日 北村拓郎

 まず、物理的なあの世の可能性を考えてみよう。あの世とは、現状で、認識することができない(情報が何も得られない)世界である。

 現状の知識と観測技術の制約により、認識できない極微や極大の世界も、将来、認識できる可能性がある。現状では認識できないたとえば、多次元宇宙(現在認識できる宇宙とは異なる宇宙)の存在の証明あるいは、実証が、将来行われる可能性がある。このような、認識の拡大には、終わりがない。人類が、存続する限り続けられるが、人類の滅亡とともに、終了する(人類の活動の結果は、文書や遺跡などで、記録されて残されるかもしれないが、情報の受けてである人類が消滅すれば、すべてが終わりであり、残された情報には意味がなくなる)。

 一方、古来から、神話などで、仮想的な、情報の世界が、語り継がれきた。この系列に、現代的な意味を加えて、あの世(現世とは異なる)の物語の可能性がある。脳神経系統には、仮想世界に、やすらぎを求める傾向がある。物理的なあの世の可能性に、仮想的なあの世の可能性を物語として、創造する。

 平成26年8月

北村 拓郎


  人類の過去・現在・未来 00000045 2014年08月23日 北村拓郎

 人類は40億年以上の歴史を有する地球環境の中で、生物(動物)の一種として、進化してきた。霊長類の中でも、脳神経系統の発達が顕著で、社会の文化、文明が、高度に発達している。
 以下では、主に、情報(遺伝子情報、文化、文明など)という観点から、人類の過去・現在・未来について、考えてみよう。

 生物としての人類は、ヒトとしての交配可能な遺伝子プールで特徴づけられる。この遺伝子プールは、20〜100万年まえに、新生人類として、形成された。一説によると、地球の寒冷期に、世界中に生息していた旧人類が、絶滅していくなか、現人類が、アフリカの南端に絶滅危惧種として、閉じ込められ、かろうじて生き延び、その後、気候に恵まれ、世界中に広まった。したがって、現人類の遺伝子プールは、比較的新しく、均一で、今後も、10万年の単位では、それほど変化しないであろう(人為的な遺伝子操作をしない限り)。

 しかし、気候変動その他の影響で、人類の存続が、脅かされる可能性は、大いにありうる。

 また、大きな問題点としては、遺伝子プールの元になる個体数の大きさ、すなわち、人口問題が挙げられる。通常、生物の個体数は、自然の摂理に従って、増減しているが、近年、人間が、生物の増減に、自然の摂理に干渉して、影響を及ぼしている。

 地球規模での急激な人口増の趨勢が、目下の問題である。日本では、少子化の問題が、懸念されているが、人類としては、人口増が、大問題である。バランスを欠いた人口増は、資源の浪費、地球環境の悪化をもたらす。これは、生物としての問題よりは、社会問題として、捉えなければならない。

 人類を人類として、特徴付けている情報は、遺伝子プールのほかに、人類の文化、人類文明がある。これらは、広くいえば、人類の社会情報のプールである。社会情報は、遺伝子情報とは違って、人為的な情報として、言葉、印刷媒体、デジタル媒体、人間の脳のなかなどに存在する。また、遺跡なども、過去の社会情報の痕跡である。人間の脳の中にある情報は、個人の死とともに、消滅するが、社会情報の一部は、語り継ぎや蓄積媒体によって、後世に伝えられる。

 社会情報は、遺伝子情報とは違って、刻一刻変化しており、一部の情報は世代を超えて、伝承されていく。

 社会情報には、科学や、学問の知識などのグローバル(全人類共通の)な情報と、特定の民族などの限定された人々で通用するローカルな情報がある。

 グローバルな社会情報とローカルな社会情報(民族や地域に閉じた情報)のバランスが、今後の人類の未来を左右する。自然界において、生物多様性が、極めて大切であるように、文化の多様性が、人類文化、文明の健全な発展に、極めて大切である。

 遺伝子プールは、10万年〜100万年の単位で、安定とすれば、文化、文明の社会情報は、100年〜1万年の単位で、移ろい行くので、1万年程度のスパンを考えれば、これらは、お互いに独立である(遺伝子プールに人為的な、操作を加えないかぎり)。もし、ある民族などが、10万年以上にわたって、他の人類と隔離されることがあれば、新たな人類の亜種(互いに交雑できない)が出現するかもしれない(ほとんどあり得ないが)。

 現生人類の100年〜1万年程度のスパンの社会情報の変化のいくつかのポイントについて、指摘しておこう。

・国境の概念の変化と情報
 現代の国境は、主に地理的な国境で、引かれているが、情報ネットと交通手段の発達により、国境の概念、国民、住民のありかたが変化し、国の役割も大きく変化するであろう。

・戦争の位置づけと様相の変化
 国境のあり方と軍事技術(IT技術)の変化に応じて、国と国の争いである戦争の役割とあり方が、大きく変わるであろう。当面、テロ対策と第3次大戦を回避する方策が求められる。

・コトバと交通の発達
 グローバルな情報空間でのコトバと交通での交流の発達の進展の度合いに応じて、人類文化、文明の様相が大きく変化する。現代の旅客機では、半日で、大陸間を移動できるが、これが、1時間程度になればどうなるか?英語が、世界の共通語として、ある程度、使用されているが、共通語(あるいは、通訳)が、容易に広く使用できれば、どうなるか?

・理性、悟性、感性
 人間の脳の働きには、理性(真の追求)、悟性(善の追求)、感性(美の追求)があり、これらが、人格として、統合されている。個人の人格には個性があり、人間集団(民族や、家族や、企業など)には、民族性や社風などの特性がある。理性(理屈)では、お互いの理解、納得、同意がはかられるが、悟性(倫理)、感性(感情)では、必ずしも、お互いの理解、納得、同意が得られない(わかっていてもちょっと違うなという感覚)。
 このギャップを埋める方法が、人類文明、人類文化のあり方に反映する。
情報技術(IT)の進展が、このありかたに、大きく影響する。

 平成26年9月
 北村 拓郎



  物心二元論と情報 00000045 2014年10月01日 北村拓郎

 デカルトで代表されるような、モノとココロの二元論を現代的な情報論で解釈してみよう。
 モノの状態である情報を観察し、脳が意味を解釈する。ここで、モノと情報の2元論が成立する。
 情報には、媒体が必要で、媒体は、物理的な実体を持ったモノ(印刷物や、脳細胞など)である。同等の情報が、異なる媒体で表現できる(文字と音声など)。このようにして、モノとココロの関係を一元的に解釈できる。

平成26年10月

 北村 拓郎
 


  人はパンのみにて生きるにあらず 00000045 2014年10月20日 北村拓郎

 「人はパンのみにて生きるにあらず」とは、有名な聖書の言葉であり、続いて、「み言葉(神の言葉)によって生きるべし」とある。神の言葉とは、聖書の言葉であり、情報の塊である。動物がパンを得るために、発達した脳神経系統が、人間では、モノとは違った情報を求めて生きる姿が、活写されている。いわば、モノと情報の逆転現象である。

 また、「武士は食わねど高楊枝」という格言は、武士の規範(情報の塊)を示す言葉の一つである。貧乏で食べることもままならないときでも、楊枝をくわえて平然としているという、武士の気概を示す言葉である。これもひとつのモノと情報の人間にとっての逆転現象(命よりも大事な規範)である。

 平成26年10月
 北村 拓郎


  情報の輪廻 00000045 2014年10月21日 北村拓郎

 情報は、動物(人間)の脳神経系統の発達とともに、発生し、長くとも、地球の消滅(50億年後?)とともに、動物も消滅して、消滅する。
 人間が存続する限り、人類社会が、存続し、さまざまの社会情報が発生し、一部の情報は、遺跡や、印刷媒体の記録、ネット上のデジタル情報として、記録され、語り継ぎなどにより、世代を超えて伝えられる。これが、現代的な解釈による、情報(人間の魂・心)の輪廻である。人間として、生きたことで、一部の情報が、家族や社会に引き継がれる。
 たとえば、選挙での1票が、後世に大きな影響を及ぼす。あるいは、子供を育てることは、子供の人格(脳の個性)の形成に大きな影響を及ぼす。

 平成26年11月

 北村 拓郎


  情報の種々相 00000045 2014年11月17日 北村拓郎

 情報とは、動物(人間)の脳神経系統が、外界の状態(情報)を認識するとともに、脳での情報処理を行うときの自然の状態である。

 ここでは、具体的にイメージできるように、情報の性質と種々相について、順不同で、考えてみよう。

・覆水盆に帰らず、綸言汗の如し

 実在や実体を反映した情報は、因果則にしたがって、変化する。時間の矢は、一方向に流れる。

・数値情報

 数値情報(自然数)には、序数と基数がある。序数は、物事の順序を定め、基数では物事の個数を勘定することができる。未開人には、1,2,3を数えて、それ以上は沢山という人種が、いるそうだから、数値情報の理解は、言葉の理解と同様に文化的なものである。先天的なものでなく、教えられないと覚えない。たとえば、簡単な四則演算にしても文明社会のメンバーのみが、習得している。数値情報も他の言葉と同様に、必要性があって、使用され、発達した。未開社会では、3以上の数を数える必要がなかったのであろう。なお、整数や分数や、実数は、自然数から人間が作った概念であるが、対応する実在の現象を例示することができる。
 なお、基数で、事物の個数を数えることができるが、単位数の倍数を数えることから転じて、事物の量を表す数値情報にもなる。

・無限数と有限数

 有限数は、具体的に、数え上げることができることに対応した情報である。無限数は、具体的に数え上げることができない。無限数に対応したものごとがあるのかどうかはわからない。これは。無限に大きい宇宙、無限に長い時間が、あるのかどうかわからないと同様である。普通は、物事には、限りがあるのであるが、実証されているわけではない。一方、無限に続く自然数を概念として理解するのは容易である。数学は、必ずしも実在しない、概念を、扱う。一方、当初は、実在しないと思われた概念が、あとになって、実在する概念となることがしばしばである。たとえば、非ユ−クリッド空間などが有名である。

・大数の法則

 非常に大きな数字は、無限数ではないが、無限大の数値情報と似たような、性質を持っている。この性質を利用した例をあげよう。確率や統計には、大数の法則が、しばしば現れる。疫学や、医療や、品質管理は、統計が、ベースになっている。コンピュータの数値計算も無限数を直接扱えないので、近似計算として、大数の法則を利用している。コンピューターが、科学・技術の数値計算で有用であるのは、大数の法則に基づくことが多い。

・確率情報

 確率情報には、情報が不足しているため(あるいは知識が不足しているため)に統計あるいは確率で論ずる場合と、現象が本質的に確率的に表れる(量子力学の量子現象のように)場合がある。

・情報セキュリティ

 ネット上での情報の秘匿はネット社会の健全な維持・発展には欠かせない。このために、暗号と解読に大数の法則が利用される。大きな数の因数分解は、高速コンピュータといえども、何百年もの年月がかかるが、因数の乗算は、瞬時にできることを利用して、現状のネット社会での暗号通信を行っている。将来飛躍的なコンピューターの高速計算が、可能になれば、不法な解読に対策を講ずる必要がある(不法行為と対策のイタチごっこ)。

・囲碁とコンピューター

 囲碁は、碁盤の上の黒白の碁石で、勝敗を争うゲームである。ルールは簡単であるが、変化の手数は、極めて多い。しかし、手数の変化は、有限数である。したがって、最善手(必勝法)が存在する。変化の手数があまりにも多いために、コンピュータといえども、最善手を数えることができない。このように、世の中には、最適解が存在することがわかっていても求めることができないことが多い。通常は、できるだけ、最適解にできるだけ近いもので、甘んじる。これを補うのは、速度と経験(学習)である。これは、コンピュータと多くの職業の知的作業で行っていることである。プロフェショナルと素人の差は、ここにある。碁の腕前には、上には上がある。最近では、コンピューターの市販囲碁ソフトもかなり腕を上げ、アマチュァ5段あるいは、6段相当といわれるが、プロ棋士の腕前には、程遠い。多くの知的職業を支援あるいは、代替するコンピュータソフトが、現れている。

・人類と人権

 コンピューターや、ロボットが発達し、見かけ上ますます人間に近づき、一部の能力では、はるかに人間の能力をうわまることがあっても、ロボットには、人権(社会的情報の一種)は、与えられない。ロボットを人類の仲間には、いれない。人類は、究極の差別集団である。しかし、驕れる者は、久しからずの格言を肝に銘ずる必要がる。

・予測可能性
 
時間の矢に従って、物事が、変化してしていくが、現象に伴う情報を観測し、知識と経験によって、将来の予測を行うことができる。

・信念
 
 個人の経験や、知識に基づいて、個性のある信念(情報の塊)が形成される。信念は、個人により異なり、物事の予測や、行動の選択肢の選択に、大きな影響がある。

・運動神経

 歩く、走るなどの運動神経は、意識的な脳の関与が、なくても働くことができるが、
 全体としては、脳の意識的な統制下にある。

・本能

 動物の不思議な本能(渡り鳥の移動など)の働きについては、解明されていない
 ことが多いが、解明は情報の働きの解明が鍵となる。

・粘菌

 粘菌は、単細胞生物で脳は、もっていない。しかし、粘菌などの集団には、脳が介在しない、脳の働きとよく似た不思議な現象が知られている。情報は、定義により、動物の脳に認識観測されるとしているが、情報の受け取り手として、粘菌を含めていない。粘菌の働きを情報の観点から、観察し、考察するのは、別問題である。

・量子もつれ

 極微の世界で、量子もつれと呼ばれる一見不思議な現象が起きることが知られている。
この現象の情報を観測し認識するのは、人間であり、意味を解釈するのは人間である。しかし、人間の観測や、認識とは、関係なく独立に、量子もつれそのものは、起きていると思われる。そう解釈するのが、哲学的な実在論である。
 

平成26年12月

北村 拓郎
 


  動物と機械の違い 00000045 2014年12月26日 北村拓郎

 動物は、遺伝子や、脳神経系統など、情報の塊であり、機械は、コンピュータも含めて情報の塊であるが、両者には、つぎのような大きな違いがある。

 動物は、進化の産物であり、機械のように特定の動物の設計者はいない。
 機械には、設計者(複数の人間集団かもしれない)がいる。設計者は、設計図などを通 じて、必要に応じ、すべての設計情報を、後続の技術者集団に残す。

 設計者は、機械のすべてを知っており、動作原理(動作の仕組み)の把握、故障の原因 究明、故障の修復、改良などを行うことができる。

 動物(人間も含めて)の場合、設計者にもっとも近い知識を持っていると期待されるのは、医学者集団であるが、設計者に、はるかに及ばないのが、現状であり、人類に生存期間中に、高等生物の設計者に相当する人間集団は現れないであろう。

 なお、動物(人間も含めて)の設計者は、神であるとする人たちがいる。しかし、この考えは、科学の範疇を超えている(科学的に実証できないであろう)。

以上

 平成26年12月

 北村 拓郎 


  学習する機械 00000045 2014年12月30日 北村拓郎

 最近、学習するソフトが、話題になっている。まだ、初歩的な段階であるから、あまり問題となってなっていないが、人間並みに学習できる機械(コンピューター)は、いろいろと問題が生じる可能性がある。

 機械が高度の学習ができるようになると(たとえば、ネット情報を自動収集などして、学習するなど)人間が機械を十分に制御できなくなる可能性がある。ちょうど子供を育てても意のままにならなくなるのと同じである。
 意のままにならない機械は、役に立たなくなり、すべてを、リセットすることになろう。

 平成26年12月

 北村 拓郎



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